北の海から情報2004/Part22

平成16年12月26日(日) スケソウと海獣!

haruさん、ご無沙汰しております。
今年の北海道は12月に入ってからも本格的な雨が何日も降ったり、
日中の最高気温がマイナスの真冬日になったりと変化に富んでいますが?
風の強い日が続き全く沖へ出られませんでした。

登別沖から見た山並

しかし、本日は晴れて穏やかな予報に、勇んで沖根のホッケ&ソイ狙いで出港して来ました。

針数釣れるスケソウ

ところが根の上には既に遊漁船が数隻釣っていて、
他の根へ回ったのですが反応がありません。
仕方なく登別沖のスケソウダラに変更するべく、
僚船に確認すると水深150mラインで
結構上がっているとの事です。
その海域に近づくと、魚探にスケソウの
魚群らしきものが鮮明に出ます。
市販の胴付仕掛にオモリ150号を付けて投入し、
着底したら5〜10m上げて置き竿にしておくと、
次々と針数分かかります。
魚体は大中小とばらつきますが、入れ食い状態が続きました。
その内小さいスケソウを放流していると、オットセイの子供が近寄って来ました。
魚を投げ与えるとなんと咥えていきます。
魚を咥えるオットセイ

豪快に魚を投げ飛ばす

そして魚を何度も放り投げ、その後、腹部を食べるのです。
その習性はTVでは見た事があるものの、天然のオットセイが人からエサを貰い、
悠然と船の側で食べ続けたのは初めての体験でした。
もっと遊んでやりたかったのですが、この海域はサクラマスのライセンス漁場と
重なっているため、正午で退去せねばならず、後ろ髪を引かれる思いで帰港しました。

悠然と泳ぐオットセイ

スケソウの大漁とヤナギノマイが1尾


haru@コメント
船長、北の海も中々凪ない日々が続いてるようですね。
この時期でも沖に出れれば画像のようにスケソウ大漁とか味わえるんですから凄いです。
あとオットセイが遊びに来たんですね。珍しい画像です。
沖で遭遇するカモメや生き物達には親近感が沸きますね。
多分漁船から餌をもらって味を占めてたのでしょうか?
こんな場面に遭遇するのは稀なんでしょうが、私もカモメの餌やりは経験済みですが
オットセイの餌やりも一度でいいから体験して見たいです。(笑)
厳しい冬の沖釣りでホットする情報ありがとうございました。
また来年も終日号からの北の海情報お待ちしております。
では、よい年をお迎えください。