令和元年6月4日() 番外編:船長欧州へ航く 其の参
ほとんどのドイツ人は、休暇と余暇のために働いているそうです。
日曜は休息日なので、町中の店が閉まり、買い物もできません。
個人の家でも静かに過ごさなければならず、庭の除草等していたら、
キツク注意をされるそうです。
それは平日の12時〜13時も同様・・・・

今回は娘夫婦宅をベースに、1日1ヵ所を巡る滞在型観光です。
予定していたライン川支流の川下りが、突然の雨で中止になると、
フランスへの買い出しに変ります。
パンとチーズ、取り分けチーズは仏製を食べたらドイツでは買えないそうです。
和食専門の船長は、そもそも美味いチーズを食べた事ないので違いは?
しかし、クロワッサンは日本のものとは、まったくの別物で超マイウーでした。

世界第2位の規模を誇る「EUROPA PARK」へも行ってきました。
ご一緒するのは、娘の友人で仏人と結婚しスイス在住のN子さんと、7才になる息子のR君。
世界16カ国のゾーンを造り、隣の建物が外国になる不思議な空間で、
敷地内に豪華ホテルも4棟。
今回、5館目となる新スカンジナビア館に泊りますが、
日本語の会話ができない夫々の夫は留守番。
ホテルは豪華そのもので、バーラウンジではバンドがいいムードを醸し出し、
まるでハリウッド映画のシーンの中に居るようでした。

                R君イオスで撮影

翌朝親子は早速乗り物へ並びますが、船長達はアイスショー等アトラクション専門。
もの凄く近くで、信じられない演技を目の当たりにするので、まるで別世界・・・・
現実の生活に戻り思い出すと、更にギャップの大きさを感じます。
(高をくくっていたのでカメラを持たずに行きました・・・残念)

義息のディトマーが早く帰って来た日は、美味い地ビールを飲みに行こうとドライブ。
サマータイム中のドイツでは、夜10時近くまで明るく飲み終えて車で、、、、、
飲酒運転について訊くと、ジョッキ1杯程度なら検問では問題にならないんだとか、
ただし、飲んで事故を起こした場合は扱いも変るそうです。

さてさて、今回の旅で一番衝撃的な事が、ヤマハR1の後席試乗でした。
なんと、軽々と200km/hオーバー・・・・・
メットもスーツも重いし、タンデムシートの後で必死の抱っこちゃんスタイル。
サスペンションは硬く乗り心地は悪いですが、急加速はジェットコースターよりも刺激的!?!

又ある日の午後、娘がチャリ乗れるよねと。
数十年乗ってないけれど、多分大丈夫と云うと、マウンテンバイクを出してきます。
いやぁーこれが慣れるのに時間がかかり、なんとか乗りこなせるようになると、
ひと山越えて隣街のケバブ専門店へ行くのだとか。
どうにか店に辿り着きますが足はガタガタ、すると帰りは平坦なサイクリングロードだよと。
肉たっぷりのケバブ食べましたが、もうこれは荒修行と同じでした。
散策好きで、身体を動かすのが好きなドイツ人、老後に備え日々鍛錬してるそうです。

旅の終わりは、いよいよお城とミュンヘンビヤホールへ向かいます。
スイスではチューリッヒの「山の手」に住む、N子さん宅で一泊。
家の共通点は、自然豊かで緑に囲まれてる事、広い庭や畑がある事、とても静かなこと、
そしてテレビがない事。
日本の事は毎時のNHKラジオで、特に朝7時と夜10時(共に日本時間)の録音を聞いてます。
さてR君めっちゃ可愛くて、ママとは日本語で、パパとは仏語、学校や日常の会話は独語と、
3カ国語ぺらぺら!
翌朝は我々の為に、魚一匹をホイル蒸ししたものと、「こしひかり」を炊いてくれました。

スイスを横断し、リヒテンシュタインとオーストリアをサクッと越えてドイツ東部へ。
こちらの信号が面白く、青が点滅し黄→赤で止まるとエンジンオフ。
青に変る時は黄と赤が同時点灯し、ここでエンジンスタート、
青になってエンジン掛けると後続車からブーイングとか。

城の撮影に小洒落たペンションを予約、2日間の撮影の始まりです。
ノイシュバンシュタイン城へ行って判った事ですが、
ポスターやTV等で良く見る正面からの写真は、
空撮でなければ撮れない事や、定番のマリエン橋からの写真は裏側なんですねぇぇ。
その壱でCの写真は、観光ツアーでは絶対撮れないショットですから、
ディトマーにはとても感謝です。
この地フユッセンがロマンチック街道の終点なのですが、なんと日本語の標識もありました。
撮影終了後はミュンヘンへ直行、ホテルの前に地下鉄乗降口があり、
チェックイン後1日乗り放題のチケットを購入。
地下鉄は正確に10分間隔で運行されているので、とても楽ちんでリーズナブル。
翌日は大通りの祭り会場へ、屋台は数百軒も並び、
世界各国の飲食店や個人でのフリマみたいものから、
ボランテア団体も多く感心させられます。
地元の警察でも2ヶ所に出店?ここでは防犯システムの説明をしていました。
この外数箇所で教会のミサを見たり、英国ガーデンへも行きましたが迷子になりそうな程広いので適当に戻り、夕方からは下見していたレストランやビヤホールを巡り、
ソーセージの食い溜め?、
ビールに至っては数千種類もあるとか・・・
なかでも定番の白ソーセージと白ビール(色は普通のと同じ)はハズレなしでした。

ルフトハンザ航空には日本人のCAも乗務しているので、とても安心で快適な旅でしたが、
成田から片道12時間のフライトはキツイ。
行ってしまえば娘達にすべてお任せなんですが、エコノミー症候群になりそうで、
又行きたいけれど行けるかなぁ・・・・・・

ひねもす船長